さぁ今回で3回目となるIKURAさん直伝のカスタム講座。
今回はいよいよカスタムパーツについてです。

X)=取材者Mr-X I)=IKURAさん

X)「デザインを壊さないで細かな箇所を色々変えていく」というIKURAカスタム論を、前回ボディーカラーやペイント、マッド塗装のコーティングについてお聞きしましたが、いよいよカスタムパーツを紹介してもらいたいのですが。

I)そうだね。まずはフェンダー。このフェンダーは実はオーバーフェンダーなんだよね。今や色々カスタムパーツメーカーが出してきてるけど、俺はこのタイプが好きだね。ノーマルのデザインのまま飛び出てるって感じ。だからデザインのバランスが崩れてないでしょ。こFJのフェンダーのデザインって実はすごくFJらしさを出してると思うんだよね。だから俺はこれが好き。並べるとわかるんだけど、ボディー全体が大きく見えるんだけど、それはこのオーバーフェンダーがオリジナルデザインをベースにしてるからなんだよね。錯覚のように感じるカスタムってことです。






X)へぇー、どこのパーツメーカーが出したんですか? やっぱりアメリカ物ですか?

I)ところが違うんだよ。いきなりなんだけど、このデザインのフェンダーは出てない。だからワンオフで作ったんだよ。今はエルガレージで売ってるんで、ご用命はエルガレージへご連絡くださいっ! 人気があるんで、在庫がなくなることが良くあるからお早目に~(笑)

X)やっぱり人気があるんですね。

I)そうなんだけど、皆気付かないからね。気付いた人はメチャクチャ探してるらしい。一本電話くれれば済むことなのになぁ。

X)で、フロントのバンパーですね。

I)そうだね。フロントバンパーは凄く悩んだ。ノーマルのデザインが絶妙に良くできてた。フェンダーもそうだけど、フロントバンパーもFJらしさが出てるパーツだから、変えるとFJのらしさが消える可能性もあった。でも、オフロードスタイルにするなら迫力のある顔が必要だったんだよね。だからこのバンパー。これはアメリカから取ったパーツ。バンパーに丸い穴が開いててそこにハロゲンを入れたんだ。実はリアのバンパーも変えてるんだけど、そこにもハロゲンを入れた。カッコもいいけど実用的でしょ。フロントもリアもさすがアメリカ物というだけあって鉄製だからね。岩山とかのオフロードにはこれくらいじゃないとダメなんだろうね。まぁ俺は絶対に岩にぶつけることはないと思うけどね(笑)。




X)アメリカのオフロードはとんでもない所走ってますからね。ユーチューブとか見てるとまじヤバいです。

I)もうファイターだよね。バンパーわざと当てながら回転したり登ったり・・・やることが凄いよね。そういう使い方だったっけ? 
って訳がわかんなくなる(笑)。

X)で、サイドのロックガード。

I)本当はもう少し太いパイプのモノが良かったんだけど、世界中どこにもなかった。仕方ないからとりあえずこれを選んだんだけど、付けてみると意外と想像以上に良かった。俺のクルマを見て一番問い合わせが多いのがこれかな? 目立ちすぎてない控えめな感じがいいでしょ。これもアメリカから取った。




X)よく探しますよね~。

I)はい、探し好きなんで。

X)それくらいですかねぇ。

I)何言ってんの! ルーフキャリアのウィンドガードも付いてるでしょ。これも俺以外に付けてる人まだ見たことないよ。それと、ルーフキャリアは絶対オリジナルがいい!アメリカでもアフターパーツで色々出てるけど、風切音が気になってイライラする。この車はオリジナルのキャリアにウィンドガードだから完璧です。めったに使うことが無いハロゲンライトも半端じゃない明るさです。でも外観で変えたのはそのくらいかな・・・・あっそうそう、バックモニターを実はココに移動しました。ほらリアバンパーの真ん中の・・・。




X)ここは目立たなくていいですね。付けてる感が無くて。

I)でしょ。あとは、あえてFJのロゴをハンドペイントで書いたというのもこだわり。これだけでもオリジナリティが出るでしょ。もちろんボディーに細いピンストライプを引いてあるけど、これがまた有るのと無いのとではまるで印象が変わる。グッとしまるんだよね。






X)はい。確かに全てIKURAさんの言う通りだと思う。細いライン一本入るだけで変わりますもんね。

I)そうでしょ。皆が大好きなステッカーだって、デザインと貼り方次第ではダサくもなるしカッコよくなる時もあるしね。

X)あと肝となるのはやはり足回りですよね。

I)これがまた大変なんだよねぇ。機能、乗り心地、デザイン、バランス、全てを満たさなきゃなんない。だから俺はオフロード好きが見てもぐうの音も出ないようにするために、その道のカリスマにも意見を求めながらサスペンションとホイールとタイヤをチョイスしていく。さすがにこれは専門知識と経験がいる。わかりやすく言うと、大きな段差の階段を登ろうが降りようが、運転席にその揺れが伝わらないようにする。極論だけどコップに入った水をこぼさずに悪路を走れるようにするということ。バハっていうレースがあるけど、そこに出てるレースカーはみんなそんなサス付けてるんだから。で、今回はiconのサスを入れたんだけど、実はもっとリーズナブルで性能のいいサスを企画、開発中です! 近日出来上がります。これもグンバツ(抜群)です!






X)販売できるようになったらまた教えてくださいね。

I)もちろん教えますよ。売りたいし!! 宣伝してよ! そしてタイヤ。特に四駆のタイヤはパターン(溝の凹凸)次第で乗り心地がまるで違うし、乗ってる時のノイズがこれまたうるさくて厄介になる。だからタイヤのパターンはカッコだけでは選んではいけませんっ。今回は街乗りを意識して砂道用のNITTOタイヤをチョイス。ただ雨の日に結構滑りやすいから近々変えようと思ってるんだけどね。最近アメリカでは、四駆、トラック系にNITTOタイヤが大ブレイクしてるんだよね。米軍までが採用してるほどだから機能性もお墨付きってことでしょうね。ホイールに関しては、大口径ホイールは履かない。一時アメリカで大人気になったけど、オフロードのクルマはやっぱりオフロードっぽい方がカッコいい。ある程度タイヤのハイト(厚み)があるものを選び、全体的なバランスを考えてホイルサイズを選ぶ。まぁFJは意外と大きなホイールは入らないから失敗しないと思うけどね。トラックや四駆に扁平タイヤはアメリカでももう見なくなってきてますから皆さん気を付けてください。



X)もうピックアップとかSUVとかに大径ホイールに扁平タイヤは時代遅れなんですね。

I)まぁ基本的に、カスタムはそれぞれの趣味だから好きなものを選べばいいと思うよ。ただどう考えたって乗り心地がいいわけないじゃん。乗用車なみのSUVならまだしも、トラック系で車重のある車に履いてたら嫌になっちゃうでしょう。まぁとにかく足回りは乗り心地や駆動性能や安全性能を考えた上でカッコいいデザインを選ぶ必要がある。これに関してはなるべく専門知識がある人に相談することを進めるね。乗り心地のいいFJを乗り心地を悪くしないためにもね。

X)あとはマフラーも変えてるんですね。

I)そう。このマフラーはサンライズ・マッキーさんのオリジナル。マッキーの鈴木社長はとにかく何度も自分で実験しながら徹底して考えてるよね。あの姿勢が素晴らしい! 心地よいノイズと走行性や燃費のことまで考える。パーツ作りに情熱を入れてるだけあっていいマフラーだと思う。デザインもシンプルでカッコいい。



X)なるほどなぁ。何から何まで徹底してるんですね。

I)まぁ俺は一般的ではないけどね。ただ、FJに限らず各自動車メーカーは最先端の技術で最善のクルマを出してくるわけだから、総合的に考えたらノーマルが一番良いに決まってる。ただ、自分なりにもっとカッコよくとか更に機能性能を高めて・・・というのがカスタムであって、それを実現するのが楽しいわけじゃん。でも、だからと言ってノーマルより悪くなるっていうのは嫌だよね。カッコよくする代わりに乗り心地が悪くなるとか、駆動性能を良くする代わりにカッコ悪くなるとかは嫌だね。俺がこのFJで犠牲にしたのはズバリ燃費。フロントとリアの鉄の塊バンパーが両方で140キロを超えるから、それは犠牲にするしかなかったな。

X)あくまでもカッコ良さ第一ということですね。

I)はい。見られてナンボの職業なんで(笑)

X)(笑)では、続いてインテリアとオーディオを教えてください。

I)いいよ。

次回につづく・・・。