どうも! 管理人miyaです!

カスタムパーツの匠・「SUNRISE MACKEE(サンライズ・マッキー)」の鈴木理史社長に教えを請うて、マフラーのカスタマイズを決意! 愛しのFJ銀色号を鈴木社長に託し、チューンナップに臨みます。まるで、出産の立ち会い(したことないけど)並にドキドキ...。



今回、管理人はテールフィニッシャーが2本出しの「シングルデュアル」にカスタマイズすることになっています。こちらはまだノーマルマフラーのFJ銀色号。鈴木社長、オリジナルマフラーの特徴って何でしょう?

「あらためて整理すると、サンライズマッキーオリジナルのマフラーは、テールフィニシャーが4本出しの『デュアルデュアル』、2本出しの『シングルデュアル』、リヤからテールエンド出口がまったく見えない『ステルス』というバリエーションがあるんだ」



では、管理人がチョイスした「シングルデュアル」の特徴やいかに?

「セレクトは、求める走りによって異なってくるよ。つまり、FJクルーザーにオフロードの走破性を求めるのか、それともオンロードのファッショナブルな走りを求めるのか、ということ。Miyaさん、『デパーチャーアングル』って知ってる?」

デパーチャーアングル? はて...。

「勉強しとこうね! これ、リヤバンパーの後端下部と後輪の路面設置点の角度のこと。急斜面や障害物があるオフロードの走行を考えたら、このデパーチャーアングルを確保するのが最優先になる。土手を上がろうとした時、リヤバンパー下部が接地したら泥に刺さっちゃうでしょ。つまり、オフロード志向なら、車体真下に排気口が左右あるステルスタイプのマフラーがベスト。

逆に、オンロード派で愛車のスタイルアップを意識したいんだったら、派手なフォルムの『デュアルデュアル』。で、ややおとなしめだけど、アメリカンなイメージを醸し出してくれる『シングルデュアル』もおすすめっていうところ」





個人的には、右ハンドルのFJはバンパーにナンバーなどの強調ポイントがあるから、ステルスでもいいと思うんだけど、これはまったく趣味の問題だからね。自由に好きなタイプを選んで欲しいね。あ、これはマット仕上げで特注のステルスマフラーだよ」

気軽にアプローチできるマフラー選び。それだけに、自分の"クルマ観"がくっきりと浮かび上がってくるんですね。ほら、ノーマルマフラーとサンライズ・マッキーのマフラーを並べると、ワクワク感が違いますよ。



高効率マフラーはエンジン高回転域で「ヌケ」が良くなるため、チューニングの第一歩としてマフラー交換を選ぶ人が多いっていうのも納得です。

「ちょっと待った! それも確かにそうなんだけど、FJクルーザーが持つ本来の性能が引き出されるんだ。低速から中速、高速までまんべんなくパワーが出るようになる――それも、カスタムマフラーが持つ役割だよ。僕が強調したいのは、マフラーは、排気音を静かにして、トルクを効かせ、そしてエンジンのレスポンスを良くする、ということ。この3要素が実現すると、結果として燃費も良くなるんだ」

燃費まで向上するとは新鮮な驚きです。クルマによって異なるエンジン特性を見極め、車種ごとにセッティングして、最適なカスタムマフラーを提供する。それが自分の仕事だ、と鈴木社長は語ってくれます。



もちろん、整備環境もバッチリ。サンライズ・マッキーは、マフラー工場と提携しており、きめ細かいカスタマイズを実現しているそうです。管理人は、マフラー工場にも潜入。製造工程をじっくりと見させてもらいました。



「何たって、日本に4つしかないマフラー工場のうちの一つだよ。メーカーの車外品を手がけているところだから、高いレベルの精密度にしっかり応える技術力、整備機械を備えている。工房のカスタマイズ品とは全然違うからね。一から自分のところで作る。さらに、僕が細かいオーダーを出して、妥協せずに要望通りのものに仕上げてもらっているんだ」







見えない部分の仕上げにこそ、キラリと光る高品質テイスト。まさに職人魂が込められた逸品です。しかし、管理人miyaは、鈴木親子の取り付け作業に感動しました! 人間は下から上を向いて仕事するのはとても疲れるようにできているもの。黙々と作業を続けていく社長親子にリスペクト!





日々の業務のかたわら、半年がかりで開発に挑んだんですね。最も注力したポイントはどこでしょう?

「それは分かりやすいこと。さっきも言ったように、クルマが持つパワーを適切に出す、そのただ一つだね。低速から中速へ、そして中速から高速へシフトしていくテスト。さらに、燃費も細かくチェックした。試作品を作っては地道にテスト。オリジナル製品を出すからには、納得いくものしか出せないからね」

この探求心、ものづくりの気風を大事にする土地で腕をみがいてきた匠の矜持そのものですね。鈴木社長は、「日本のFJクルーザーには、日本のパーツを」「日本の道路には、日本のパーツを」をモットーにしているそうですが、北米市場でのしてきた4リッターV6エンジンをスマートにするのはマフラーの力が大きかったようですね。



「そうそう。ホイールベースが短いこともあるし、何しろサウンドは威勢がいいよね(笑)。ウチのマフラーはメインのタイコを2つに分けて、静音性を実現しているんだ」

マフラーは容積が大きいほど大きな消音効果が得られる。これが一般的なセオリー。サンライズ・マッキーのオリジナルマフラーはメインサイレンサーを2分割して通路を広げ、純正より静かな排気音にしている、とのこと。

さらに、「排気音の大きさは、エンジンのエネルギーが外に排出されていることを表すもの」と鈴木社長は強調します。そう、エンジンとマフラーのバランスが適切に噛み合っていれば、静音性とパワーアップは両立するのです。



「マフラーは人間の腸と同じと考えてみてよ。尾籠な話で恐縮だけど、下痢でピーピーの時、ちゃんと走れるかい?」

いえいえ。下半身に力が入らなきゃ、しっかり走ることはできませんね。

「でしょ? クルマもまったく同じ。エンジンのヌケが良すぎたら、踏ん張りがきかず、足まわりにパワーをしっかりと伝えられない。かといって便秘でもダメね。排気ガスを適度に抜けさせないと、スムーズな加速は引き出せない」



いちいち分かりやすいたとえにうなずく管理人をヨソに、作業は粛々と進行。最後のパーツの取りつけもフィニッシュです。う~ん、取り付けた後ろ姿は、心なしかバックシャン♪



...と思いきや、鈴木社長が自ら銀色号を駆り、セッティングランに出ました。この走りで最終的なセットアップ、セッティングをチェックするのだそう。



「サスペンションとのバランスがちゃんと取れているかは走って見なきゃわかりませんからね。サスペンションが柔らかくて沈み込んでしまうようなら、いくらマフラーが良くてもスタートダッシュがワンテンポ、ツーテンポ遅れてしまう。

これも人間と同じですね。脚まわりがしっかりしてこそ、マフラーの性能がフルに活かされ、走りも格段に良くなる。最初に言った、排気音を静かにして、トルクを効かせ、そしてエンジンのレスポンスを良くする。この三本柱が確かなものになるから、燃費も向上するわけ。

チューニング、カスタマイズはパーツパーツじゃなくて、トータルで見るべきものだと僕は考えています」

なるほど! マフラーの、そして全体を見たカスタマイズの重要性をあらためて痛感したmiyaでございます。我がFJ銀色号も、心なしかうれしそうな排気音で応えてくれているような......。

管理人のFJカスタム道はまだまだ続きます。また、新たなフィールドでお会いしましょう。では!