インテリアコーディネーターへの依頼方法について詳しく紹介します
インテリアコーディネーターは室内にどんな家具を設置すれば良いのか、壁や床の素材や色はどんなものが良いのかなどをアドバイスしてくれるお仕事です。
依頼人の希望を踏まえて最適な製品を紹介してくれるのはもちろんのこと、どうすれば良いのか迷った時でもインテリアコーディネーターに相談すれば室内を調査するなどしてデザインコンセプトを提案してもらうことも可能です。
仕事をするにあたり基本的には資格などは必要ありませんが、いくつかの民間資格は存在しており、知識や技量を測るための指標となります。
建物で使用されている建材や家具の原材料などの素材の特性を熟知しているのはもちろんのこと、色の組み合わせから受ける印象や心理的に作用する要素などについて豊富な経験と知識を持っています。
そこへ依頼人へ寄り添う姿勢が加わり、満足度の高い素敵なコーディネートを実現できると評判です。
そんなインテリアコーディネーターへの依頼方法には、いくつかのルートがあります。
ハウスメーカーや工務店には、インテリアコーディネーターが所属しているケースがあります。
注文住宅やリフォーム、リノベーションなどの発注者を対象にサービスを提供しており、あらゆるニーズに応えてくれます。
設計をする段階から完成した後の部屋をどのように演出するのかをプランニングしてもらい、建築士と連携して設計の段階からトータルプロデュースすれば、より完成度の高いコーディネートが可能です。
設計段階から関わらなかった場合でも後から相談することもでき、間取りや内装が分かっているからこそ最適な答えを導き出すことができます。
家具店にもインテリアコーディネーターは所属していることがあり、商品を購入する際に相談することが可能です。
部屋の様子や目指したい雰囲気を伝えれば、最適な家具を提案してもらえます。
その場で判断が付かない場合には自宅まで訪問してもらい部屋の様子をチェックしてコンセプトを作成し、そのお店で販売されている家具を組み合わせることで素敵に演出することが可能です。
一方、ここ数年で増えているのが、インターネットを利用したクラウド型のインテリアコーディネーターです。
専門業者が公式ウェブサイトで受け付けをしているのをはじめ、スキルマーケットと言われているポータルサイトで依頼を受け付けているケースもあります。
公式ウェブサイトでの依頼方法は、申し込みフォームに必要事項を入力し好みのコンセプトや予算を提示するほか、部屋の全体像の分かるような写真や見取り図などの画像を添付して送信すれば、それらの情報を元にコーディネートを考えてもらえます。
スキルマーケットでの依頼方法は、専用のアプリから案件を選択して申し込みをして受理されると連絡が来るので、具体的な方法について個別に説明を受けます。
また、最近ではオンライン会議システムなどを使用し、スマートフォンやタブレットのカメラで部屋の様子を撮影しながらリアルタイムに担当者と直接話しながら、どんな仕上がりにすれば良いのか相談できるサービスも登場しています。
拡張現実ARの機能を使用した例では、専用アプリで部屋を映し出したところに提案された家具の映像を重ねて、実際に設置した様子をシミュレーションしたり、映像内で簡単に色を変えてカラーコーディネートを確認できる便利なサービスも登場しました。
これならば本物の家具を実際に置かなくても事前に様子を見ることができるので、工事などを行ってから後悔することが無いのもメリットです。
このように何らかのサービスを申し込んだり商品の購入をすることを条件に相談できるケースや、別途専門業者などに申し込めるケースがあり自由に選ぶことが可能です。