インテリアコーディネーターの選び方のチェックポイント3つをご紹介します
インテリアコーディネーターに部屋のコーディネートを依頼したいと考えているものの、何を基準に選ぶべきか分からないという方は少なくないでしょう。
現在、インテリアコーディネーターの資格所有者は全国に3万人以上いると言われており、選択肢の幅は非常に広く手軽に相談・依頼できるようになっています。
一方でこの資格は実務経験がなくても取得できるため、単に有資格者というだけで信頼できるわけではありません。
そのため、インテリアコーディネーターに相談・依頼する際は様々なポイントをチェックすることが大切ですが、ここでは選び方の中でも特に重要な3つのポイントを解説していきます。
インテリアコーディネーターを選ぶ上で、まず重視したいのがコンサルティング能力です。
最適な部屋のコーディネートは家族構成やライフスタイルなどによって変わってきますが、コンサルティング能力が高い方は各家庭の家族構成やライフスタイルなどに応じて最適なプランを提案してくれます。
また、家族で理想のコーディネートのイメージが異なり意見が食い違っているというケースは少なくありませんが、高いコンサルティング能力を持つ方は家族全員の意見を整理した上で優先度を付けてコーディネートをしてくれるので、家族全員が満足できる部屋を実現できる可能性が高いです。
一方で、コンサルティング能力が乏しい方に依頼してしまうと、イメージとは異なる部屋になってしまうリスクが高まるので注意が必要です。
コンサルティング能力は、満足度の高い部屋を実現できるかを大きく左右する重要なスキルなので、この能力に長けた方を見つけられるかが理想を実現できるかのカギとなります。
得意分野も重要なチェックポイントです。
一口にインテリアコーディネートと言っても、ナチュラル・アメリカン・モダン・北欧・アジアン・インダストリアル・カントリー・ミックスなど様々なスタイルがあります。
そして、どれだけ高いスキルや豊富な知識を持つ方であっても、得意な分野と不得意な分野は必ず存在します。
例えば、ナチュラルスタイルが得意な方もいれば、モダンスタイルが得意な方もいるので、自分たちが希望するスタイルを得意とする方を選定することが重要です。
また、家具には精通しているものの、照明には疎いといったケースも少なくありません。
もちろん幅広い希望に応えられる方も存在しますが、基本的にはどれだけ優秀な方でも得意・不得意があると考えておいた方が無難です。
インテリアコーディネーターの得意分野を確認する際は、過去の事例や所属している企業の方向性などが参考になりますが、得意分野をしっかりと把握して自分たちが希望するスタイルに合った提案をしてくれる可能性が高いのかをチェックしておきましょう。
取引ルートの豊富さも選び方で大切なポイントとなります。
現在、フリーランスで活躍するインテリアコーディネーターの方は増えていますが、フリーランスの方は商材の取引ルートが限定的であるケースが多いです。
これは、信頼性や販売量などの都合から、フリーランスと積極的に取引しているインテリアメーカーが少ないためです。
また、企業であっても様々な理由から取引相手を限定しているケースは少なくありません。
たとえ高いコンサルティング能力を持ち、自分たちが希望と得意分野が合致している方を見つけられたとしても、取引ルートが限定的な方の場合は提案の幅がどうしても狭くなってしまいます。
このような方に依頼してしまうと、時間だけがかかってしまい結局は希望通りの提案が受けられないという事態に陥る危険性があるので、選定の際は取引実績があるメーカーやブランドをチェックしておくことをおすすめします。