ナチュラルヴィンテージの部屋作りの基本をご紹介します
ナチュラルヴィンテージといえば、その言葉の響きだけでも魅力的に感じさせますが、部屋作りをするとなると基本が重要になります。
ナチュラルヴィンテージの部屋作りはシンプルさが重要で、派手さとは対局にあることを常に念頭に置くべきです。
また家具や内装の色はナチュラルカラーが基本中の基本ですから、原色やパステルカラーなどは避けるようにしましょう。
ポイントは木のぬくもりや天然素材らしさを感じさせる色と質感の家具、内装を選んで使用することです。
重厚感や高級感を求めるのではなく、あくまでもナチュラルな魅力を引き出して価値に変えることが大事です。
そのポイントを一言で表現するなら抑えめのトーンで、極端に明るい色や逆に暗い色は避けるのが正解となるでしょう。
もう1つのポイントは統一感で、全体的に同系統の色で家具などを揃えることをおすすめします。
ナチュラルヴィンテージにヴィンテージと含まれることから、少し年代を感じさせることも部屋作りのポイントになります。
ヴィンテージといっても、レトロだったりクラシックなイメージとは違い、古さの中にも新しさを感じさせるものがあてはまります。
それから古いといってもボロボロという意味ではなく、一昔前のどこか懐かしさを感じさせるデザインだったり、現代とは少し外れた雰囲気になるものが家具や小物に相応しいです。
古いものばかりをただ買い揃えて置くのはナチュラルヴィンテージとは言いませんし、これでは懐古趣味にしかならないので注意が必要です。
大切なのはナチュラルさを併せ持つヴィンテージで、時代の流れに左右されない、変わらない安心感のようなものを感じさせるアイテムを選びたいところです。
ナチュラルヴィンテージは一人暮らしの部屋でも楽しめる良さがあって、それが部屋作りのヒントになるでしょう。
テーブルやイスなどの家具類は小さいものを選ぶこと、棚や台も大きくて幅があるものより、圧迫感を感じさせない大きさのものが理想的です。
木製の家具は、木目が目立つとナチュラルな印象から離れてしまうので、あまり目立たない種類の木材が使われている家具が狙い目です。
照明器具類などは、曲線を多用しているデザインよりも、直線的で変に個性的でないものが好ましいです。
存在感はあるのに主張し過ぎない、それでいて他の家具などに埋もれることはなく、調和をもたらす照明器具を選びましょう。
傘の色はアイボリーやベージュ系がおすすめで、木の質感が感じられるポールが採用されている、スタンドライトが最適です。
ポールが鉄などの金属素材であっても、色はやはり木の色に近いものの方が馴染みやすく違和感を与えないので使いやすいです。
ナチュラルヴィンテージは、近い色の家具ばかりを揃えると面白みに欠けるので、濃い色と薄い色を使い分けるのが良いでしょう。
室内に既存の柱がある場合は、この柱をヒントに揃えたり設置する家具の色を決めると楽です。
壁は無難にホワイトかそれに近い色にして、装飾は絵や小物を飾る程度にするのが得策です。
ナチュラルさを求める時は柄が入ると雰囲気を壊してしまいかねないので、壁紙に柄はない方が良いです。
それと、色をダーク系にしてしまったり、無機質な印象を与える質感だと全く違う系統になってしまうので、こういった傾向の壁紙も避けましょう。
まずはまっさらな空間を頭に思い描き、そこに何を追加すれば雰囲気を壊すことなく、調和の取れたナチュラルな仕上がりになるかを考えるべきです。
家具などを1つ追加してみて違うと思ったらやり直す、その繰り返しが理想的で完成度の高い仕上がりになります。
追加して違和感があるところに更に何かを追加すると余計にバランスが崩れるので、その点には注意です。